そば打ちを初めて体験しました。

以前から興味があり、いつかやってみようと思っていましたが、念願かなって体験することができました。そば打ち職人に教わりながら、丁寧にわかりやすく教えてもらい何とか完成しました。そばの奥深さ、風味の違い、手順、そのどれもが面白くもっと知りたいと思いました。帰ってまた色々と検索してみましたが、そば打ちの行程全てが作法のように洗練されており、素晴らしい世界であることがわかりました。

この体験でまず驚いたのは、その職人さんの手です✋私よりも分厚く力強い上に、とても繊細で粉の水加減を感覚で判断されていました。人間の身体を表面から触って筋肉の張り具合や筋膜の状態をみるような感覚に似ているのかもしれません☺あの感覚を持ってすれば、人の身体の状態もそば職人さんならわかるのではないでしょうか。

次に驚いたのは、粉を練ったり伸ばす際の身体の使い方です。腕の力だけでなく、体重を使っての無駄のない力の込め方は、これまた手技療法にも通じるものがあります。そばは「蕎麦」と書きますが、蕎は「きょう」と読み、背が高い意味で、背の高い麦で蕎麦という説や「そば」という言葉自体が「とがった」という意味があり、そばの葉や実がとがっていることから、こう呼ばれているそうです。「そばだつ」とか「そびえる」などもここからきているようですね。

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このままハマりすぎると、将来「接骨院」の看板が「蕎麦屋」の看板に変わっているかもしれません…(;^ω^)